映像講座

講師

霜 栄 しも さかえ

講座ラインナップ

大学対策

指導対象

国公立大

時間数(50分×コマ数)

6

受講料

23,980円(税込)

講座レベル

国語

東大現代文2021・2022を読み解く

東大現代文2022の問題は、ここ最近で最も点数が取れなかった問題でした。本人の想定得点より開示得点が低い割合が文系65%・理系62%にも達しました(例年は文理共に30%程度)。2021とも比較しつつ、なぜこのように想定外に得点が低いのかを明らかにしたいと思います。2022の問題は、「ナショナリズムが持つ仮構的性格ゆえに、日本人の誰もが排除の対象に転じうる」ことを論じた評論と、「言語化しがたい宇宙との交感をあえて言葉で表現しようとする」随筆で、レトリックを読み解く能力が問われました。また、2021の問題は、「近代医療が患者の自己責任と国家の管理に支えられるのに対し、「ケア」は関係者すべての共同作業であり、公共的な営みだ」ということを論じた評論と、「夏目漱石が亡友正岡子規を偲んだ」随筆でした。いずれにおいても、「論旨の展開を正確に捉える読解力」「簡潔に記述する表現力」「長文によって全体の論旨をふまえつつまとめる能力」が問われました。文章を理解し解答するのに必要な知識と思考力とは何かを探究しつつ、東大入試における変わることのない本質的な問いかけと最新の動向を踏まえた指導手順について、お話ししたいと思います。

※過去の同名講座と同じ内容です。

視聴期間3月12日(火) ~ 5月10日(金)